君の記憶

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「これで終わったな…」 月村影月の肩には金鎖健真の死体が担がれていた。一体なんの為に月村影月は金鎖健真の死体を持って行くのか。誰にもわからなかった。しかしその次の日には金鎖健真が死亡した事は全土に知れ渡り、通常の日本を取り戻していた。 ~~~~~~~~~~~~~~~ 「なぁこまっちょ…なんで俺達刑務所に入れられてるんだ?意味わかんねぇぞ?」 「ツンが暴れたからじゃ。まぁツンが暴れなかったら我が暴れてたが…しかし死んだはずのツンが生きているとは…驚いたぞ」 「私だって死んだと思いましたよ。でも…月村影月は私を本名で呼ばなかった。それが能力発動の邪魔をして充分な能力を発動出来なかったのでしょう」 「で、これからどうする?能力なら神化しか使えない。武器も取り上げられた。しかも俺の能力は人殺しとクローバー・ネフィスト・レディアの身体の一部を借りる事しか出来ない。そんなんでこの檻を破壊できるとは思えないけどな…」 「まぁ確かに…この檻、極楽檻を破壊できるとは思わんし…じゃからといって行動しないわけにも行かんしのう…」 「あ、私武器持ってますよ?自然刀天火は没収されましたけど、もう一本残ってます」 「そういえば作ったのう…使う機会がないから忘れておったわい…じゃが、喜楽は2本とも没収されてはおらんなんだか?」 「いや、大丈夫だ。俺も1本ある。でも…正直重すぎて使えねぇんだ。多分重さは500キロくらいじゃないかな…」 「悪魔の両腕を発動すればいいじゃないですか。500キロくらい軽いんじゃないですか?」 「うーん…まぁ実行に移そうぜ!ここから出たら取り敢えずあの暴力看守ぶっ殺して外に出て総理大臣に会いに行って俺達は晴れて一般人だ!」 「そう上手く行けばいいんじゃが…喜助は帰って来ぬし、安田は意識不明…じゃがまぁなんとかなるな。我らは楽ランクじゃ」 「じゃあ取り敢えず…この檻ぶっ壊しますか。やりますよ!喜楽!こまっちょ!3...2...1...!」 「人柱大國(ひとばしらおおくに)!!」 「八刀無限(やつがたなむげん)じゃ!!」 「大玩具大愚(だいがんぐだいぐ)!!&悪魔の両腕!!」 バギャァァアァアアァァァア!!!
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