1人が本棚に入れています
本棚に追加
/42ページ
『俺、原田さんのことが好きです…付き合って下さい』
生まれて初めてされた告白。
真っ赤な顔で下を向いている目の前の相手。
ああ、勇気出して言ってくれたんだ
まだ私にはどんな気持ちかはわからないけど。
真剣な言葉には真剣に返さないと。
『ありがとう、けどごめん、付き合うのは好きになった人って決めてるから。』
『ありがとう。はっきり言ってくれて』
あの時彼は吹っ切れたように笑ってた。
不純物がすべて取り除かれたような…
素敵な笑顔だった。
恋って素敵だと思ってた。この日までは…
最初のコメントを投稿しよう！