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ヴェリト
「勝負だ魔王っ!!貴様だけは……貴様だけは絶対に許せない!!」
レナマルタス
「クックック……勇者。貴様一人で何ができると言うのだ」
ヴェリト
「お前を倒すと誓ったあの日から……オレには三人の仲間がいたんだ……。だがそいつらも魔物にやられてしまった」
レナマルタス
「……勇者」
ヴェリト
「女戦士、女魔法使い、女賢者ァァッ!!!!!」
レナマルタス
「……欲望のままに作られたようなパーティだな」
ヴェリト
「うるさいッ!!オレは勇者である以前に、一人の人間なんだッ……一人の健康的な男子なんだよッ!!!文句あるかコノヤロー!!!」
レナマルタス
「いや……決めセリフっぽく言っているところ悪いが文句しかないぞ」
ヴェリト
「仮面を取れ!そんで戦え!!ハーレムを返せ!!!」
レナマルタス
「……最後の願いは私にはどうにもできないが……仕方あるまい。魔王と勇者の間には戦いしか生まれぬ。相手しようじゃないか」
魔王レナマルタスは人間なら誰も着けたがらない様なゴツイ仮面をゆっくりと外した。
ヴェリト
「女……だと?」
レナマルタス
「ん?まぁ、そうだが。そんなことはどうでもいいだろう。掛かってこい勇者よ」
ヴェリト
「美女…だと?」
レナマルタス
「は?何を言っているのだ貴様は。そんなことはどうでもいいからさっさと戦いを始め」
ヴェリト
「だが断る!!!!!」
レナマルタス
「……えぇー……?」
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