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ヴェリト
「と言うかオレが言うのもあれだけど、なんでアンタは攻撃して来ないんだ?」
レナマルタス
「攻撃して来ない相手に攻撃するほど私は器が小さくないんだ」
ヴェリト
「え、オレが好きだからとかじゃ」
レナマルタス
「魔王ビーム」ビィィーーーッ
ヴェリト
「よいしょっと。うん、好きだからとかじゃないみたいだな。つーか撃つの早いよ。広い器はどうした」
レナマルタス
「……勇者よ。今の技、よいしょっとで避けれるようなモノでは無いのだが」
ヴェリト
「なんだ魔王ビームって。ダッサダサじゃねーか」
レナマルタス
「……え?ダサいか……?これでも80年考えて編み出したネーミングなんだが」
ヴェリト
「なるほど、天然スペックか……コイツどんどんオレのストライクゾーンを貫いて来やがる……!!」
レナマルタス
「ダメだコイツ早くなんとかしないと。スライム、スライムはいるか」
スライム
「なんでしょうか」
レナマルタス
「あのふざけた勇者を蹴散らせ」
スライム
「どうやって!?」
レナマルタス
「良いから行ってこい」
ヴェリト
「……いや……まぁ、オレにとってはさっきのキングデーモンもスライムも似たようなもんだけどさ……」
レナマルタス
「フフ……勇者よ。貴様に1つ忠告しよう」
ヴェリト
「なんだ?結婚してくれるのか?」
レナマルタス
「……この際無視だ……そのスライムはなぁ……なんとメスだ!!!」
ヴェリト
「な、何ィ!?」
レナマルタス
「はーはっはっはっ!!どうだ勇者よ!自称『女は斬らない』勇者はこのメススライムを斬ることができ」
ヴェリト
「真空斬り」ズバズバァアアッ!!
スライム
「」ズビシャアァァァッ!!
レナマルタス
「あれー?」
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