日常

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俺は真央霊術院を卒業し、ようやく念願の護廷十三隊に入隊出来る事となった。 俺の名前は桐島蓮。下級貴族の出身だ。 俺が入るのは浮竹十四郎隊長が率いる十三番隊だ。 隊員同士の雰囲気も良く隊長の人柄も良いので真央霊術院の生徒からは人気が高い隊でもある。 「我々、新入隊員は職務を全うあし、ソウルソサエティの平和と安全を守る事を誓います!」 今は入隊式の最中で入隊宣言をしたところだ。 俺は割と成績は優秀なほうで学年五番目で十三番隊の新入隊員の中ではトップなのだ。 掲げていた銘の無い斬魄刀、浅打を鞘にしまう。 その時、浮竹隊長と目があったが優しく微笑んでくれた。 「これだけは覚えて置いて欲しい。戦いには命を守る為の戦いと誇りを守る為の戦いがある。この隊にいる間はそれを胸に刻んで頑張って欲しい。よし、みんな頑張ってくれよ!みんなで仲良く楽しくやって行こう!」 隊長の言葉で入隊式が終わった。 小椿仙太郎三席と虎鉄清音三席の先導で隊舎の掃除が始まった。 俺も割り振られた場所に行こうとしたら浮竹隊長に呼び止められた。 「君は桐島蓮くんだね。君には才能がある。頑張れよ!あ、そうだ。これからは君の事を蓮と呼ばさせてもらうぞ」 手をひらひらと振りながら歩いていく浮竹隊長。 声をかけられたというのも嬉しいが期待されてると思うと嬉しさのあまり隊舎を走り回っていた。 走り回っていたところを虎鉄三席に呼び止められた。 「ちょっと!何走り回ってんの!ちゃんと掃除しなさいよ桐島くん」 「あ、すいません。浮竹隊長が頑張れよって言ってくれて嬉しさの余り.......」 「なら許す.....って!浮竹隊長にそんな事言われたの!?入隊初日に声をかけられるなんて海燕元副隊長以来じゃ....」 後半は聞き取れ無かったがお咎めは無いそうなので掃除に励む事にした。
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