日常

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入隊して一週間が経ち、始めての休みだ。 清音三席と仙太郎三席から気に入られたのかさん付で呼ぶ事になった。 浮竹隊長の頼みで十一番隊の隊舎まで荷物を届けなければいけないので少し憂鬱だ。 十一番隊は戦闘狂の集まりというか、何というか.....兎に角怖いのだ。 隊長の更木剣八は隊長の中で唯一卍解が出来ない。 しかし、それを補って余る程の戦闘力で隊長の座に付いている。 そんな考え事をしていたら十一番隊舎に着いていた。 門をくぐると屈強そうな男達に睨まれた。 その中から鈴の鳴る音とが聞こえてきた。 「誰だてめぇは?」 「十三番隊からの使者です。隊長から現世に赴いた時のお土産だそうです。隊長は今は禁酒しているそうなので更木隊長にプレゼントだと......」 更木隊長の背中からピンクのショートカットの可愛らしい女の子が顔を覗かせた。 「ねぇー、ねぇー。君の名前は何ー?」 十一番隊副隊長の草鹿やちるだ。 「桐島蓮と申します」 「じゃあ、レンレンだね!」 「じゃ、僕はこの辺で~」 帰ろうとすると更木隊長に呼び止められてしまった。 「浮竹の野郎が何を企んでるのかしらねぇがあいつが寄越したからそれなりに強いんだろ?相手しろよ」 隊員達の逃げろという声も虚しく何故かあらぬ疑いで斬りかかられる俺.... 死ぬわけにはいかないので斬魄刀を取り出し、更木隊長の攻撃を何とか防ぐ。 その一撃は、重く今にも潰されそうだった。 「破道の一『衝』!」 鬼道で自分の体を吹っ飛ばし更木との距離をとる。 「ほぉ、俺の一撃を受け止めるか....楽しくなりそうだ!」 「すいませんでしたぁぁぁぁぁぁ!!」 そこから更木隊長と俺の命懸けの鬼ごっこが始まった。
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