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「お前車運転出来るのだな」
「まあな、特例で免許を持ってるよ」
どんな特例だよ...
ただの一般市民では無さそうだな
「ここだ」
「...裏道?」
そこには狭い裏道があった。
「さあ歩くぞ」
「車は?」
「少々道路に置いていても問題ないだろう」
法律上では問題あるけどな
「こんな所に本当に居るのか?」
何も無さそうな気がするけどな...
「ここだよ」
「扉?」
何処かに繋がっている扉がそこにあった。
「入るぞ」
「お、おい...」
良いのかそうズカズカ入っていって...
「恐らくここに入る」
「ああ人の気配が感じるな...」
座標オープン
ん?何かに目線が集中している?
しかし好都合だ、全員そちらに気を取られてるからだ。
「俺の合図で突入するぞ」
「了解」
どうやら俺のこの日本刀は切れ味がすこぶる悪いらしい。
それは人を殺めないためだ。
斬ると言うよりは叩く感じになるだろう。
「行くぞ...!!」
「おう...!!」
物凄い勢いで扉を開けた。
「きゃあ!」
床に投げられた。
「どうするつもりだよ!?」
「そうだな、お前は少し遊ばせてもらうぞ...!!」
「があ...!!」
真が顔を床に叩きつけらた。
「真...!!」
「がは...ぐは...!!」
そこから多数で蹴ったり殴ったりされる。
「おっと、お前は少し大人しくしてもらうぞ」
「やだ、ちょっとやめて...!!」
壁に縄で結ばれて体を押さえられた。
「へへ、お前にはもっと楽しませてもらうよ...!!」
やだ...誰か...!!
「やめろ、そいつに手を出すな...!!」
「....!!」
ボロボロの真が止めに入った。
「おいおい、若僧が喚くんじゃねえよ!」
「ぐは...!!」
立ち上がった所に膝蹴りをくらった真。
「もうやめて真...!!」
「愛依、これは俺のせいだ、俺が責任を取る...!!」
「お願い...もうやめて...!!」
いいや、私があの時手を出したからこうなったんだ、私のせいなんだ...
「ぐは...!!」
また蹴りが入った。
「誰か...助けて...!!」
「さーてと、もういいよお前」
「...!!」
拳銃が真に向けられた。
「じゃあねー」
「やめてー!!」
「バン!!」
その時、扉が大きく開いた。
「キーン!!」
銃弾は跳ね返された、一本の日本刀によって
「え...!?」
「誰?」
突如現れた男は、日本刀を一旦肩に置いていた。
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