第3話 揺るがない過去

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「あ...」 気付いたら寝ていた。 確か俺は... 町中でぶっ倒れたんだった。 「病室...?」 恐らく熱中症の類いで搬送されたのだろう。 慣れない外に長時間いたからだ... 俺の名前は神代終 15歳 一応中学生をやっている。 「あ、起きた?」 「ドモ...」 突然入って来たので、片言になってしまった。 どうやらナースのようだ。 「体調はどう?」 「はい、もう大丈夫です...」 ちょっと頭痛がするが問題ない。 「帰っていいですか?」 「切り替え早いね...」 「誉め言葉として取って置きます」 「ちょ、ちょっと!!」 すると終はベットを飛び出して、病室から退散した。 「さあどの様にして壊すべきか...?」 学校生活は楽しくない、何故なら知るべきことは全て知ってるからつまらないのだ。 人と言うものは全てを知ったら、それこそ退屈な人生なのだ。 そんな俺の唯一の楽しみがクラス崩壊だ。 人としては最低の行為だが、これがまた楽しい。 特に綺麗事ばかり言ってる偽善者共に生涯心の傷を背負わせる時ことが特に大好きだ。 怯える人の悲壮精神ほど好物なものはない。 既に俺のクラスは俺の策略により、核グループの対立を招いてる。 「では早速...!!」 翌日 俺達のクラスには二つの核グループがいる。 一つがヤンキーのグループ、二つがリア充グループ ヤンキーグループは掃除時間いつも中庭でサボタージュしている。 リア充達は毎度の用に喋りながら掃除をしている。 だが中庭は一階の建物の間にある。 俺達の教室は二階 さらにそのグループの掃除場所は廊下 そして人数は5人、ヤンキーは8人か... 「よし、あれでいこう...!!」 俺は早速行動に移った。 掃除時間 リア充グループの一人は廊下を掃除するために、バケツに水を入れていた。 俺は教室でホウキをはいている。 廊下にはリア充グループの五人、実際には廊下掃除は二人だが、教室掃除のはずのリア充が三人あちらに行ってるのだ。 そして俺はホウキをもって廊下に出た。 対抗してリア充の一人がバケツを持って歩いてくる。 「「作戦実行中..!!」」 「ぐあ...!!」 相手が通り過ぎた時に、背後からホウキで首を叩いた。 体力はないが力はあるのだ。 相手は気絶する勢いで、二階の廊下をから開いている窓からバケツを落とした。 「バシャーン」
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