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放課後
「くそ...!!」
掃除時間に派手に暴れたヤンキー達がトンネルでたまっていた。
「元々あいつらは気にくわなかったんだ...!!」
「さらに教師までしゃしゃり出てきやがって..!!」
ヤンキー達はとにかく壁に当たっていた。
「ん?」
するとパーカーで顔を隠した一人の男が来た。
「ちょうどいい、ストレス発散にあいつをメンチするぞ...!!」
「おう、そうしようぜ!」
中心人物を除いた7人が男を囲んだ。
「ちょっと兄ちゃん、俺達と遊んでいかない?」
「悪いが俺にはそう言う趣味はございませんので」
「おいおい、まさか俺達のこと舐めてる?」
「舐める?見下してるだけだ」
それを聞いた7人のヤンキーが一気に襲いかかる。
「ドンドンバコドンバコバン!!」
「───!!」
たった一人で7人を圧倒した男を見て、ヤンキー達の中心人物は唖然としていた。
「貴様、何者だ!?」
すると風でパーカーで隠してる顔が明らかになる。
「お前は、同じクラスの...!?」
「バン...!!」
体を壁に寄せたところを見て、壁に穴を開けるほどの強いパンチをかました。
「か、壁が...!!」
「昔から親の遺伝子で力は強いんだよ」
これは遺伝子的なことで、俺は異常に力が強いのだ。
「さーてと、今度は外さねーぞ?」
「ぐはあ...!!」
腹部に一発、パンチを入れて気絶した。
「撃退完了」
顔は見られてしまったが、予め強めにパンチして気絶させたから多分忘れてくれるだろう。
「よっと」
俺は再度パーカーを顔に被せた。
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