第3話 揺るがない過去

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放課後 「くそ...!!」 掃除時間に派手に暴れたヤンキー達がトンネルでたまっていた。 「元々あいつらは気にくわなかったんだ...!!」 「さらに教師までしゃしゃり出てきやがって..!!」 ヤンキー達はとにかく壁に当たっていた。 「ん?」 するとパーカーで顔を隠した一人の男が来た。 「ちょうどいい、ストレス発散にあいつをメンチするぞ...!!」 「おう、そうしようぜ!」 中心人物を除いた7人が男を囲んだ。 「ちょっと兄ちゃん、俺達と遊んでいかない?」 「悪いが俺にはそう言う趣味はございませんので」 「おいおい、まさか俺達のこと舐めてる?」 「舐める?見下してるだけだ」 それを聞いた7人のヤンキーが一気に襲いかかる。 「ドンドンバコドンバコバン!!」 「───!!」 たった一人で7人を圧倒した男を見て、ヤンキー達の中心人物は唖然としていた。 「貴様、何者だ!?」 すると風でパーカーで隠してる顔が明らかになる。 「お前は、同じクラスの...!?」 「バン...!!」 体を壁に寄せたところを見て、壁に穴を開けるほどの強いパンチをかました。 「か、壁が...!!」 「昔から親の遺伝子で力は強いんだよ」 これは遺伝子的なことで、俺は異常に力が強いのだ。 「さーてと、今度は外さねーぞ?」 「ぐはあ...!!」 腹部に一発、パンチを入れて気絶した。 「撃退完了」 顔は見られてしまったが、予め強めにパンチして気絶させたから多分忘れてくれるだろう。 「よっと」 俺は再度パーカーを顔に被せた。
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