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「何で家を飛び出したんだ...」
いや、飛び出さなければ確実に死んでいたからだ。
しかし携帯も財布も忘れて出てしまったのは失態だ。
「午後7時か...」
町に置かれてる時計搭を見て時間を確認した。
「ん?」
ヤンキー達が俺の周りを囲んだ。
推定人数20人ってところか...
「やあやあ、三日前はよくも殺ってくれたな...!?」
ああ、三日前俺がボコした奴らか...
にしても人数増えてないか?
「今回はお前を倒すために他校からスペシャルゲストを呼んだぜ!!」
懲りねえやつらだな
「ほう、ならもう二度と俺に刃向かえないようにしてやるよ!」
俺はまず、手前の一人を殴りかかる。
「ぐ...!!」
「「おらああ!!」」
二人が俺に襲いかかった。
「「ぐは...!!」」
俺は襲いかかる相手にダブルラリアットをくらわせた。
「よっと!!」
「ああ...!!」
さらに一人を頭に蹴りをくらわせる。
「「「おらああ!!」」」
「...!!」
三人が刃物で襲いかかる。
「何...!?」
刃物は粉々に砕けていた。
「おらよ!!」
「くばあ...!!」
一人を蹴りつけて壁に衝突させて、二人は頭と頭を俺の手でぶつけ合った。
さらに一気に12人が襲ってきた。
「ドドドドドドバン」
「がは...!!」
12人全員が返り討ちにあった。
「そ、そんな...!!」
「こんな物で俺を倒せるとでも?」
「く、くるな...!!」
また刃物を出した。
しかし終のすがたが消えた。
「ぐはあ...!!」
背後から強烈な回し蹴りを首元にくらう。
「あ...!!」
男は壁に押し付けられた。
「いい様だ」
「この...化け物め!!」
「......!!」
化け物、俺が?
何だよ、人って潰し合う者だろ?俺が間違ってるのか?
「死ねよ...!!」
「バン!!」
顔に思いっきりパンチをくらわせた。
「あ...」
壁に顔面がめり込んでいた。
「ならいいさ、それが間違ってると言うなら俺は間違った道に進むだけだ...」
俺はその場を後にした。
パトカーの音がする
恐らくさっきの場所でだろう。
「化け物、か...」
何でこの言葉は俺の心を締め付けるのだろう...
「そこの君」
「あ?」
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