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Good morning諸君。
俺は、茅場 智。
取り柄とか、特技とか何一つ無い普通の男子高校生である。
好きな言葉は、常識に囚われない。
容姿は、ざんばらな黒髪、オートゆるふわフォームな自然体な髪型だ(巷では寝癖とも言う)
勉強は、うーん。
可もなく不可もないのに、10回中全てスエゾーが合成される様な頭脳。
誰が解るんだこんなの。
要するに、一般人に属している人類って事で丸く収まる。
両親は何か世界一周旅行に行っている。
俺は一人で寂しんボーイ、いや大して寂しくも無かった。
そんなロンリーボーイな俺の現状は、朝日がこれでもかっ! って位に照らされ、緩やかな春の香りがする風が走るのを肌で感じながら、幼馴染みの家の前に居る。
小学生の時からの腐れ縁であり、何か解らないけど同じ高校に入った人物で、名を笠刈 雨月(かさかり うつき)と言う。
人物像は……まぁ、会ってみたら解るか。
そう思った俺は、慣れた手付きでインターホンをはんぺんを押すように優しく、それでいて控えめに指を添えてその窪みを凹ませる。
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