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世界に《悪魔の方程式》と呼ばれる宝石をめぐる水面下の争いがある。
オルパ・ルーツの一種であるその宝石には、地球外の文明によって暗号化された文章が刻み込まれていた。その暗号を解くと、その文明の科学によって生み出された兵器・治療薬等の情報が手に入るとされている。
また、複数の暗号を組み合わせて解析すると、より強力なものが作れるとされ、それが名前の由来となっている。
通称を《悪魔》と呼ばれるその宝石は、百個あるとされ、古来より、各国・各団体が先を争って手に入れようと様々な動きを見せている。
戦争の道具に使おうとする者、ただただコレクションしようとする者…。様々な思惑の中、この世にあってはいけない物と判断し、暗号を読めなくしたり、破壊する者も現れる。
その中で、ほとんど誰にも知られていない、小さな、しかし《悪魔》の所有数は世界一の団体があった。
その名を《悪魔祓い研究所》という――
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