Ⅳ 危険な遊び

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Ⅳ 危険な遊び

「……普通のキスじゃ物足りないって?」 自分のものとは思えぬ 切羽詰まった声だった。 期せずして裸に剥かれた和樹は さすがに目を丸くして口をつぐむ。 悪戯に尖った月光のシルエット。 繊細な身体のラインが くっきりと浮かび上がって――。 いっそう僕を狂わせる。
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