一.先生の家

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話し掛けられて顔を上げると、 この間みたいにサラリーマン風の男の人が立ってた。 この間のおじさんより若いけど、前島先生よりはだいぶ、 おじさん。 「行くとこないの?なら、一緒にカラオケ行かない?」   ……黙って頷いた。この間、あんなに怖かったのに。 「ほんと?じゃあ、行こうか」   男はまさに、「にたり」っていうのがぴったりの、
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