一.先生の家

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いつものように家に帰れなくて、 公園でぼんやりブランコに座ってた。 だんだんと日が落ちていく。 「君、ひとり?何してるの?」 声を掛けられて顔を上げると、 サラリーマン風のおじさんが立ってた。 「暇なら、おじさんとカラオケ行こうよ。ごはんでもいいよ」   そう言うと、私の腕を軽く引っ張る。
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