第4章

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それからさらに1ヵ月、私たちはフラートに到着した。 俊足で王都からまっすぐいけば1週間だが、途中依頼を受けながらの旅だったので結構な時間がかかってしまった。 でもおかげでかなり難易度の高い依頼もこなせるようになり、未知の大陸へと行くのに対しての恐怖心はない。 魔族がどのくらい強いのかは分からないけど、コウにも私の剣を褒めてもらえるようになったし魔法もついに人並を超えることができたとコウに言われた。 少ない魔力から人並以上の量になり、上級魔法も闇以外に風も使えるようになった。 そして何と言っても空間の魔法が使えるようになったことが大きい。 これは意外と魔力の消費が多く、なかなか使えるようにならなかった。 利便性は高いのでこの世界のほとんどの人が習得してるらしいのだが、消費の大きさから常用している人は少ない。 継続的に消費するわけでなく取り出したり預け入れるときに消費するのでよく使う水筒や貴重品は手持ちにしておえば普段使うのは大きな買い物をするときとかだけだ。
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