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着替えなんかも自分で空間に入れられるようになり、気持ち的に旅の快適度が上がった。
「港を見に行こうか」
コウのセリフにこくりと頷いて海の方へと進んでいく。
ウラヌ大陸のカンロへ向かう船を探さなければならない。
しばらく海沿いを歩くと大きな壁の白い建物があった。
屋根は黄色・・・国営の証。
看板には「フラート港」と書かれている。
ガラス張りの扉を開けて中へと入る。
まっすぐ進んだ先にはカウンターがあり。3つほど看板が下げられていた。
それぞれに行き先が書いてあり、出航時間と金額が書いてあるが・・・。
「カンロなんてないね」
私はコウに話しかけた。
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