第4章

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着替えなんかも自分で空間に入れられるようになり、気持ち的に旅の快適度が上がった。 「港を見に行こうか」 コウのセリフにこくりと頷いて海の方へと進んでいく。 ウラヌ大陸のカンロへ向かう船を探さなければならない。 しばらく海沿いを歩くと大きな壁の白い建物があった。 屋根は黄色・・・国営の証。 看板には「フラート港」と書かれている。 ガラス張りの扉を開けて中へと入る。 まっすぐ進んだ先にはカウンターがあり。3つほど看板が下げられていた。 それぞれに行き先が書いてあり、出航時間と金額が書いてあるが・・・。 「カンロなんてないね」 私はコウに話しかけた。
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