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幸にはお婆ちゃんがいた。でも先月に亡くなってしまった。
お婆ちゃんが大好きだったから幸は泣いた。
一緒に住みたかったけれど、お婆ちゃんは田舎の古くて広い家を愛していたし、幸達は都会のマンションに住んでいたから、お婆ちゃんは一人で死んでしまった。それが可哀想だった。
お婆ちゃんのお家で、親戚が集まったけれど、難しいお金の話しに飽きた幸は、お婆ちゃんの部屋を覗きに行った。
お婆ちゃんの家は不思議な物が沢山有る。
古いお面、白無垢を来た人形、幸には読めない古い字の本…
そして、壁に掛けられたそれはそれは大きな姿見。
鏡の中には時期中学に入る幸の全身が映る。
それどころか、両親と3人でも入りそうだ。
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