ぐりーん。

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「まただめでしたか、浦田さん。」 俺のスマホを見つめつぶやく職員。 返されたスマホの画面には"不採用"の三文字が書かれたメール。 「これで10社越えましたね、」 そう言いながら目の前の職員は 視線を下に落とし書類を整理しだす。 その、いかにも残念という表情を見ても いらつきが湧いてこなくなった。 …おれ、相当きてるな、 今回こそ自信があった。 面接官は女の人ひとりで しかもそれなりにたくさん話ができたし、終始笑顔で終わったし。 でも、結局。 もう一度メールに書かれた不採用の文字を見つめ肩を落とす。
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