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「私があの時行動したのは、好きだったからですよ」
彼は懐かしむように、ゆっくりと語った。
「清の国が英国に占領された時、私は守りたかったのです。生まれた町と私の周りにいた大切な人た
ちを......」
それは、偽りも何もない彼の気持ちと後悔のない彼の生涯。
「私には闘う力はありませんが、たくさんの知恵があります。それが、私の戦い方なんです」
彼は私の心を悟ったのか、私にアドバイスを送った。
「もしあなたが世の中に不満があるのなら、戦いなさい。世の中に無駄なことなんてないのです。それを活かせれないだけで、あなたには戦う力があるのです」
偉大。彼がなぜこんなにも凄いのか今分かった。
それは、真っ直ぐ信じる心と何事にも屈しようとしない強い心......
そして、それを実行できる勇気があるからだ。
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