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「ブリュンヒルデどうしたの?」
「いやー来ないで!近寄らないで!どうせ貴女もネオナチの馬鹿どもと一緒なんでしょ!」
「ネオナチ?あぁそうかドイツで逆卍はハーケンクロイツで…」
「そうよ!私があの独裁者の子孫だと知っててわざわざ外国から来たんでしょ!
こっち来ないで!見ないで!こんな私を見ないで!」
そうだ、子孫は先祖を選べないんだ。
例え世界中に呪われた先祖であろうと…
母はそんな私を世間やネオナチから守る為に、
わざわざこの閉鎖的な女子校に入れてくれたのに、
全ては無駄だったんだ……
「私なんて!私達なんて生まれてこなければあぁあぁああぁあぁああぁあぁああぁあぁああぁあぁああぁあぁああぁあぁああぁあぁあ!!!」
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