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まさかの警告だけ?
「何やら稀有な気配を感じたのでな。様子見だ」
「様子見って、それじゃあもし俺がスゲェ悪い奴でこの辺荒らしてたらどうした?」
そしたら戦闘になったのかな?
なにせ現在俺は戦闘フラグも使い魔フラグもぽっきり折れそうな勢いなんで、何とかしてフラグ再建したいところなんだが…
ほら、チート転生の醍醐味ってやつで。テンプレ体験したいじゃん。
「変わらん。例え主の力が仮初の物であろうとも、我に勝ち目は無かっただろう。精々小物どもを逃がす程度の事だ」
この魔獣。予想以上に高い知能を持ち合わせている。
俺との力の差を十分理解しているらしい。
「じゃあさ、俺の方が強いって分かるんだったら俺の使い魔にならないか?」
戦闘フラグが完全に折れたので、せめて使い魔フラグだけでも再建しようと思って。
そしたら魔獣が少し目を見開いてニヤリと笑った。怖えぇ
「強いだと?お主の其れは強さか?」
そして羽を広げた魔獣は今度こそどこかへと去って行った。
つまり、俺のフラグはぽっきり折れました。
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