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目が覚めると真っ白な空間。
これは…
これは!もしかしてもしかすると
「王道チート転生か!!」
いや待て早まるな。過度な期待をすると落ち込むのはわかっている。まだ慌てるような時間じゃない。hshs
まず、ここに来るまでの経緯を振り返ってみよう。つまり私の死因について
私はあの日、美容院に行って…
「あ、あのお客様…大変申し訳ありません!うちの新人が間違ってしまって、本日はお代は結構ですので」
自慢のロングヘアーを新人の間違いでバッサリと切られてしまい。ボーイッシュな髪形に
「キャハハー」ドンッ。バシャッ「あ…お兄さんごめんなさい」
小さな子供にぶつかり、ジュースぶつけられ服がびしょ濡れ、ってか髪形のせいで私女なのにお兄さんって呼ばれたし、…お兄さんって呼ばれたし←大事なことなので2回言いました。
仕方なしに真っ直ぐ家に帰り、適当にその辺にあった白いシャツとジーパンに着替えたんだよね。んで、このまま最悪な一日になるのはなんか嫌だったから、いっそファミレスでも行って夕飯はおいしいもの食べようって思って出かけた矢先。
「kill you Mario!!」
知らないイケメソ外国人に刺されました。
ってかマリオって誰?もしかして生BLの修羅場現場だったのでは?
その日の私は服装から髪形まで完全に男だったし、暗いから男と間違われたに違いない。
もしかしたら私は最高の死に方をしたのかもしれない。生涯見れないと思っていた生BLを見て死ぬことができたのだから。
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