プロローグ

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そこには光は一切差していなかった。真っ暗な森のなかで1台の馬車と装飾の施してある鎧を着てるいわゆる騎士団の者達数人がボロボロになり倒れていた。 騎士団は皆もう虫の息と言うよりあと数分で死ぬところだった。そんなところに暗闇では一際目立つ白い光が現れた。その光は意志があるようにふわふわと騎士団の中でも若そうな男の近くによっていくとその男の中に入っていった。 するとその男は急に立ち上がり、ニヤリと笑った。 「ふはははは。感謝するよ勇者くん、そして馬鹿な人間と神達。君たちのお陰でやっとのことで器を手に入れたよ。っと、まずはこの貧弱な身体を書き換えないとね」 男がそう言うと、金だった髪が黒に変わり背が185cmぐらいだったのがある程度低くなった。男は自分の姿を確認するとその場から姿を消した。 「転移」 とつぶやいて。彼がいなくなると同時にその場にあった騎士団の死体と馬車が消えていった。
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