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寂れた田舎の村に黒髪のフツメンが突然現れた。さすが寂れた村で誰も彼が来たことに気づかなかったようだ。ってそれ俺です。
あ、どうも今さっき死にかけの騎士団の青年から器をもらった寄生虫みたいな存在です。まあ寄生虫よりはるかに高度な存在だけど。あーそんなことより女だ、女。生まれてこのかた身体、つまり器がなかったから好きなのに1回も抱けてないんだ。
もー本当に発狂しちゃいそう。でもこの村さ、ほとんどおじいさんとおばあさんだし、俺の力は全然ないしでまだまだ抱けなそうにないんだよね。でも、まあいいか。生物でも殺せばいくらでも能力奪えるし
あーどうしたもんかね。生物を殺すには魔法か殺傷能力のある武器が
欲しいところだよな。でも、ギルドとかいう連中が調査に来た時に魔法だと痕跡が残るからな。やっぱり武器だよな。
武器だとナイフが一番妥当かな。持ち歩きがしやすいし。
「!!」
なんでナイフが手の中にあるんだ!なんだか体も重いしな。体が重いということは魔力を使ったのか。ということは握り飯をイメージすれば・・・・・。
やはり、握り飯ができた。ってことは俺は想像したものを魔力を使って創ることができるのか。その証拠にさっきより体が重いからな。あとで創ることの出来る範囲とか実験しないとな。
ははっ、楽しくなってきたな。
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