ヘブンリーブルー ～HARU～ 第2話

小さな嘘

ようやく来た休日、亜季は気分転換のためにいつもと違うスーパーに来ていた。

｢今日はカレーにしようかな。
ハンバーグもいいかもなぁ…でも、雄大の方が上手だし…｣

カゴに材料を入れていく。

カレールーの棚に行くと思わず｢あっ！｣っと声を上げた。

真剣にカレールーの棚を見ていた天野先生がいた。