17人が本棚に入れています
本棚に追加
「こんにちは~。」
亜季の声に驚いたように天野は振り向いた。
「やぁ、どうも。
あれからお加減どうですか?」
「はい、お陰様ですっかり良くなりました。
お使いですか?」
天野は恥ずかしそうに答えた。
「いえ、カレーでも作ろうと思ったんですけど…どうもね。」
「先生が作るんですか?」
驚いている亜季に気まずそうに天野は言った。
「うちは父子家庭なもんで、カレーなら2日くらい持つから…。」
…父子家庭?
「うちも今日はカレーにしようと思ってて…
良ければ私が作りましょうか?
この間のお礼もかねて。」
最初のコメントを投稿しよう!