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「あ、うん、わかった、今夜にでも連絡するわ」
「うぃ」
手をヒラヒラさせて去っていくケンちゃんを見送ると、彼女は、
「高坂さん、ごめんね、高校時代の同級生だったら思わずテンション上がっちゃった」
と、いまだ興奮冷めやらぬ様子で言う。
「ううん、ケンちゃんは元カレ?」
再び肩を並べて歩き出す。
「え?全然、ケンちゃんを男と意識したことはないよ、よく一緒に学校さぼったり、悪ガキだったころの仲間みないな感じかなー」
「そうなんだ、小早川さんって昔ヤンキーだったんだ」
どことなく、そんな雰囲気が今でもあるような気がする。
「はぁ?ヤンキーじゃないしー」
と言う彼女は、俺にヤンキー顔負けの睨みを効かしている。
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