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◇
伊勢丹とミロードで買い物を終えた俺たちは、パーキングに向かって歩いている。
「んあーっ、久々買い物沢山出来てストレス発散出来たわー」
両手に沢山のショップ袋を持って、その手を頭上に掲げて伸びをする彼女。
「ふ、買い過ぎでしょ」
因みに、買い物しすぎて彼女の両手に持ちきれない分は俺が持っている。
「いいのー、買い物久々だったし冬服全然買ってなかったしー」
両手からぶら下がる沢山のショップ袋を誇らしげに眺める。
俺が買ったのはジャケットを含めて上下合わせて四着。彼女にのせられていつも以上に買ってしまったが、彼女はそれでも足りないと思っているか、
「高坂さんはそれだけでいいの?」
と、小首を傾げる。
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