第5章

8/40
前へ
/40ページ
次へ
◇ 伊勢丹とミロードで買い物を終えた俺たちは、パーキングに向かって歩いている。 「んあーっ、久々買い物沢山出来てストレス発散出来たわー」 両手に沢山のショップ袋を持って、その手を頭上に掲げて伸びをする彼女。 「ふ、買い過ぎでしょ」 因みに、買い物しすぎて彼女の両手に持ちきれない分は俺が持っている。 「いいのー、買い物久々だったし冬服全然買ってなかったしー」 両手からぶら下がる沢山のショップ袋を誇らしげに眺める。 俺が買ったのはジャケットを含めて上下合わせて四着。彼女にのせられていつも以上に買ってしまったが、彼女はそれでも足りないと思っているか、 「高坂さんはそれだけでいいの?」 と、小首を傾げる。
/40ページ

最初のコメントを投稿しよう!

222人が本棚に入れています
本棚に追加