旅立ち

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まず、ここからはるか北に四賢神(しけんじん)の一人がいる。 四賢神は全て役目が違い、知、力、勇、運がいる。 東西南北のはるか彼方を守護している。 俺は力の賢神に一度修行をつけてもらったっことがあるんだ。 それまでは、あたしって使っていたけどな。 え!?そうなの!? 10年前アルテミス歴800年 も~うっ!なんであたしがこんな苦しい思いしなきゃいけないのよ! 2~3日砂漠で歩いているが目的の場所が見つからない。 ほんとにこんな僻地に四賢神の力の神様いるの~? 疲れた~もう無理~! 砂漠の大きな砂山を登り終えて倒れた。 その真正面にはルビーに近いきれいな赤色の塔がそびえたっていた。 まるで、旅人たちを飲み込むかのように。 あ、あれがそうなのかな? 恐る恐る入り口に向かう。外の重い扉を開けると、すんなり開いた。 普通の建物と違うのはすぐさまわかった。砂の一粒も入ってない感じだった。 あの~誰かいませんか~?って返事ないわね。 襲われたらどうしよう?レイピアで耐えきれるかしら? ゆっくりと、内部を探索するが、おかしい。 いくら探しても、上部につながる階段が見つからない。 どうしてだろう?はぁ~もう無理~!!と叫びながら壁に手をついた。 ガシャン!!何かが嵌る音がした。あれ?何か押しちゃった? その瞬間地響きが起きた。 ゴゴゴゴゴと音が鳴り響きながら花壇が現れた! え!?何で!?と爆笑しながら叫んでしまった。 どこからともなく声が聞こえた。 「わりーわりー間違えたわ!」 ノリ軽いんですね。力の神の執事か何かですか? 「は?何言ってんだ俺が力の神だぞ?」 え~~~~!? 「いいから早く上がって来いよ」 とても長い螺旋階段が現れた。 は、はあ。こんな性格でで大丈夫なのかと疑問に思う。
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