第1章

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何か特別なことがある日、俺は大抵目覚めが良い。  遅刻するなんて馬鹿な真似はしないさ、どこぞの阿呆と違って俺は用意周到なんだ。  布団にくるまったままニヤリと笑う。焦る必要はない、俺はさて起きるかとゆっくり体を起こし、のびをした。 何気なく時計を見て、さあ今何時かなと確認し............ 息が止まるーーーー 「寝坊したーーーーーっ!!!!」 目覚めがいいのも当然だ。 予定より1時間ほど寝ることができたのだから。  もちろん俺は寝れるだけ寝たいタイプだから、目覚ましはぎりぎり起きなきゃいけない時間にセットするし。 まあ、なんつーの。 普通にやばい。        
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