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第二話 始まり
結成した次の日から練習は始まった。皆、朝はバイトで夜は毎日バンドの練習。
練習初日。
皆が、海斗の好きな曲を演奏した。「海斗、この曲を最初はコピーしようぜ。」
海斗は、首を縦に振り一言返事。
うん。と
さっそく演奏に合わせて歌ってみた。
秀人、祐樹、義紀は揃って「さすが海斗上手いな。」
と言った後秀人は「上手いけど、俺達はプロでやっていこうとしてるんだ。音程、技術などは完璧だと思う。昔からピアノもやってたし、海斗のお父さんはボイストレーナーで特訓してたから。でも、気持ちがこもってないんだ。歌ってのは、伝える人がいて初めて歌なんだ。わかるよな海斗。俺達はそういう職業を目指してるんだ。誰か大切な人に伝える気持ちでもう一回歌ってみて。」
「秀人。わかった。皆これから思った事を各自いっていこう。そして、いいバンドになろ。」
すると、義紀が「それでさ、2ヶ月後さ、地元のコンテストにでてみない?100組ぐらい毎年エントリーしてるんだ。そこで何位になれるか。それに終わったらプロの審査員から手紙がくるんだ。感想の。それをみて悪い点を改善していこう。」
「それいいな。なぁ秀人、祐樹?」
「それいいよな。義紀応募よろしく。」と秀人がいう。
「よし、そうと決まればコンテストにむけて義紀、海斗、秀人と練習開始だな。」
コンテストにむけて練習がはじまった。
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