15.GW 

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再び、別荘に戻った俺たちは 別荘の前でバーベキューを行った。、 食事制限のある理佳が食べるものは、 親父や母さんが選んで、アイツの前に並べていく。 俺はと言えば、育ち盛りに肉は必要とばかりに 焼きあがった肉を順番に胃袋へとおさめていく。 そんな俺の食欲を見ながら、 理佳の両親と理佳は、顔を合わせながら楽しそうに笑って 母さんには「託実、少しは遠慮しなさい。もう肉、殆ど残ってないじゃない」なんて言われた。 その夜は、理佳がベッドに移動した後…… アイツの傍で、ベースを爪弾く。 ベースだけで演奏すると、バンド全体の演奏に比べて凄く地味で単調な感じに聴こえると思うのに アイツは、嬉しそうに何度も何度も、俺に演奏をせがんだ。 GWの旅行。 俺がアイツの為にどうして渡したかった 誕生日プレゼントは、親父たちの協力の中無事に過ぎていった。
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