最終章  旅立ちの日に   

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そんなメッセージと共に……。 そんな楽譜を抱きしめながら、 俺は斎場の窓から、外の緑を眺めて、視線を青空へと広げた。 理佳……、 もうお前は自由か? この広い世界を何処までも 好きなように駆け巡ってるか? アイツが旅立ったその日…… それは、俺にとって、苦しみの始まり以外の何者でもなかったけど それでも……ただ空だけは、アイツの笑顔を届けるように真っ青に広がっていた。
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