8.学院祭当日 

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少しでも何かを長くやりたいと思うだけで、 疲れてしまう体。 いろんなことが出来るようになったら、 出来るようになったで本当に、いろんな欲求が出てくる。 用意されたその場所で、仮眠をとって再びステージに戻った頃には 芸能祭も最後のステージを残すのみとなってた。 SHADEのLIVEステージ。 そしてその前に演奏する、託実や隆雪君たちの前座。 Ansyal。 私は車椅子のまま、裕先生と客席側の中央の一角に用意された席へと案内された。 ステージの上では、バンド用のドラムセットや、 アンプとかスピーカーが設置されていて、支度が着々と整えられていく。 なんでだろう……自分のステージより緊張してる。 ステージにライトがあたって、まず出て来たのは怜さんと言う人。 「今日は学院祭だから、前座としてSHADE以外のメンバーと演奏しようと思う。  最近、楽器を始めた存在。  俺の影響で、楽器と出逢ってくれた存在。  そんな生徒たちの中で、俺が気になったメンバーに手伝って貰いました。    紀天・伊吹・隆雪・託実出ておいで」 そんな形でステージに呼び出されると、 4人は凄く緊張してるが伝わってきた。 私まで手に汗かいてる……。
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