Ⅵ 秘密事
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言いたい事も 聞きたい事もたくさんあった。 「和樹……」 だけど僕も 彼の名前を呼ぶだけで精一杯だった。 初恋の頃じゃあるまいし。 「ジュン、どうしてこんなとこに?」 その目に見つめられるだけで 身動き一つできなくなる。
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