Ⅵ 秘密事

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授業の合間を縫って 教室まで彼の様子を覗きに行ったり。 廊下で偶然すれ違うのを 事あるごとに待つようになっていた。 それでも挨拶程度の笑顔だけ。 赤い唇の小悪魔はあの日以来 何も僕の欲求に答えてはくれない。
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