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わたしを抱きしめてくれた彼女の側にたちなおすと、彼女は涙ぐみながら安心したように口元緩めて。
わたしの耳元で囁いた。
愛してる。
幸せにするからね。
わたしはこれから、新しい道を歩む。
ホッとする、彼女と一緒に。
歓声と共に、白い百合のブーケが宙に舞うと。
運がいいのか、悪いのか。
同級生の一人のところに、ブーケは落ちていった。
ブーケは見事に地面へ落ちる。
誰も、受け取ろうとしなかった。
ざまぁみろ。
心からの笑顔が、やっとできた。
End
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