「きみの想いは、ボクの声」

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「きみの想いは、ボクの声」

ボクはいわゆる生ゴミ女子だ。 両親が早くに他界して、一軒家で自堕落な生ゴミライフを送っている。 若い女子が家に篭っているから、生ゴミなんだ。 いわゆる引きこもりでニート。 こんな生活はダメだと思ってる。 でも、孤独なのに外へでれない。 癒やされない孤独を埋めるように、ボクはネットに興じた。 最近はあるアイドルの情報収集に、全身全霊で取り組んでいる。 (生ゴミLife♪ 自堕落Forever♪) 心の中で歌いながら、いつものようにネットを覗く。 「下手な歌ね」 不意に声がでた。ボクの声だ。 そんなこと考えていなかったのに、無意識に声がでたのかな? (とうとう脳細胞まで腐ったか、生ゴミここに極まり) 「ちょっと、腐ってなんかいないわよ」 ボクの声が反論した。 ボクの声が、思いもしないことをしゃべる。 慌ててパソコンで、『無意識 勝手にしゃべる』と検索した。 (勝手に言葉をしゃべるぞ!?) 「勝手に言葉をしゃべるぞ、って考えた?」 (考えました) 「あなたの考えた言葉が、わたしの口から声にでている訳ね」 お互いの声が入れ替わった!?
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