似た者同士

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もぐらはニヤリとわらい、桃胡に顔を向けた。 龍一:「あれあれ、桃胡。 顔を隠して俯いて。 貧血か?でもなんで顔が赤いんだ?俺が診てやろうか? おい、真琴お前ちょっと支えてやれよ! 貧血かもしれないぜ?」 真琴:「何!それは大変だ!桃胡ちゃん大丈夫かい?」 慌てる桃胡。必死で両手を振る。 桃胡:「来ないでください!大丈夫ですから!!」 龍一:(確定だな…。) ニヤケ顔を抑えるもぐら。 龍一:「え?何?桃胡。照れてる場合じゃないよ? 真琴に手を貸してもらえ。 俺は診察セット取りに行くから。 …別に真琴に肩を借りるぐらい何でもないだろ? なあ真琴?」 真琴:「え?あ、はい。」 どことなく、真琴が二の足を踏んでるような…。 何故か桃胡に遠慮してるみたいな…。 桃胡:「もう大丈夫ですから!ほら。」 桃胡はいきなり爆宙した。 真琴:「良かった。心配し…。まあ良かったよ。」 龍一:(なになに、かなり面白くないか?これ?) もぐらはニヤケ顔を抑えるのに必死。 龍一:「じゃあ後片付けして帰るか…。メシおごるよ?」
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