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そんな事を話していると誰かが近付いて来るのが分かった
男子「あ、リリアさんも召喚が終わったの?」
話し掛けてきたのは後ろに女子を連れているイケメンの方だった
リリアは男子生徒が話し掛けてくると気付かれないように溜め息を一度して振り向いた
リリア「ええ、先ほど終わりましたよ」
シド「リリア、こいつは?」
シドがいきなり僕の耳元まで接近して話し掛けてきた。少しドキってしちゃた
リリア「えっと、この前転入してきた人なんだけど名前は確か小野寺一樹(おのでらかずき)って言ってたよ」
シド「…………」
リリア「シド?」
一樹「それで?君の横に立っているのが君の精霊?凄いね!人形なんて」
リリア「……用事がないのなら私はもう行きますよ」
王女「ちょと!一樹様に何て口の聞き方をしているの!」
そう言って僕に怒鳴ってきたのはこの国の王女だった
リリア「正直興味が無いので」
そう言って僕が離れようとした瞬間
王女「馬鹿にするな!ファイア!」
王女が僕に目掛けて精霊術を放ってきた
これは避けられない
当たると思い目を閉じたがいつまでたっても痛みが来ないので目を開けると
シド「大丈夫かマスター?」
シドが僕の前にたって守ってくれていた
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