お月様が見てる

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「ねぇ、呼んでみて…… 」 吐息のかかる口唇に、もう抗うことなんか出来なかった。 「綾…乃…… 」 言い終わらないうちに再び口唇が重ねられる。 柔らかくて、ほんのりとあまくて、滑らかで……、男の子とは違う綾乃の口唇。 指の先がじん…と痺れた。 ……もう、ダメだと思った。
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