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「帰ろうか」
「うん」
カウンターの上に置いていた私とミウのカバン。
そこにはおそろいの鈴がついていて、ミウが私にくれたものだ。
図書室の鍵をかけて、職員室に続く薄暗い廊下を進むミウ。
その横を歩く私。
「ねぇ、すず」
「なに?」
「今度、すずが美味しいって思ったキャンディがあったら・・・私にも食べさせてくれる?」
「うん。いいよ・・・」
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