Meeting

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「お前さーー!!」 「はい。すみません!」 「まだ何も言ってないぞ!」 「分かってますよ!どうせこう言う。 "ちったーまともなスクープ取ってこい!"」 「分かってるじゃないか。」 「どっかに落ちてませんかね?」 「それを探すのがお前の仕事だ!」 「はいはーい。」 「そのうち、費用も自己負担になるぞ?」 「えっ!それだけは勘弁してください!」 「だったらちったーまともなスクープ取ってこい!ほら!行け!!」 本田香子(ホンダ カコ) R出版の雑誌記者を始めて2年 入社時、大きなスクープを持ち込んで面接に来たのが運命だった。 それ以降、大きなスクープさえ手に入らず、チマチマ地道に取材を繰り返す毎日だった。
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