57人が本棚に入れています
本棚に追加
俺の知らない2人の過去。
どう頑張ったって、俺はその中に踏み込んでいけない。
―――やっぱり俺は仲間外れだ・・・。
虚ろな中、ぼんやりと意識に浮かんだ夢の欠片。
現実の聴覚で感じる熱いかれんの吐息は、いつの間にか俺の脳内で柊哉の声に変換されていた。
「やぁんっ・・・、柊哉・・・っ!
アキちゃんが起きちゃう・・・!!」
「大丈夫だって!
あんなに爆睡してるんだから・・・―――」
―――
「うっ・・・、あっ・・・―――
アッ・・・アキッ・・・!!
だめだっ・・・、俺にはかれんが・・・!!!!」
「いいだろ、今だけだ。
1回くらい、俺にもその身体を味見させてくれ?」
「そっ・・・そんな・・・ッ!!
嫌だぁっ・・・!
かれんっ・・・、助けてくれっ・・・!!!!」
―――
最初のコメントを投稿しよう!