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「遠坂先輩。ちょっと寄り道してっていいですか?」
「?うん、いいけど?」
やると決めたからには、すぐに行動に移す。
なんせこんなの初めてだし、沙希に言われたタイミングを逃したら、なにも出来なくなりそうだし。
「誰もいないな…珍しい」
俺は家の近くの公園に寄る。
いつもならこの時間帯はまだ子供がいっぱいいるのに、今日は誰もいない。
「宵襠くん、なんで公園に…」
後ろにいる遠坂先輩に声をかけられ、振り向く。
「…ちょっと…直接伝えたいことが、あったんで」
「伝えたいこと?」
「はい」
少し間をおいて、自分の気持ちを伝えた。
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