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「バス来るの何時なんだ?」
「今が13時ちょいだから、あと40分ってとこかな」
「で、落崖村までは?」
「バスで1時間山を登って、徒歩で2時間って感じかな」
「マジかよ……」
俺の話を聞いた秀介は肩を落とし、2箱目のポッキーを取り出した。
ーーーーそれから40分。
予定通りに到着したバスは俺達を乗せ、なだらかな山を登っていく。
窓からは壮大な景色が見える。
雄大な自然が窓一面に広がり、耳がキーンと痛くなってくる。
「あー、耳おかしい」
秀介が耳を手で閉じたり開いたりしながら呟く。
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