Act.0 狂乱の神様

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(…そういう趣味はないんですけどねぇ) この状況にため息をつきたくなったが、あいにく猿轡をされてるので籠った息しか出なかった。 『ヴァイスちーんごめんよ遅くなって!!』 すると、その数分後。 そんな抜けた声と共に目の前のモニターにばっとあのアホ神が現れた。 『あれ、なにその格好。なんでそんなことになってるのさ!ちょ、ヴァイスちん、僕はそんなことさせてないからね!』 『ああ!やっぱりいい感じだわ!!ヴァイスにはその格好絶対似合うと思ってたのよ!』 興奮した姿で神の前に現れたのは女神様。 (…こんなことさせたのは女神様だったのですか) 女神様にされたことならば呆れよりも興奮するので大丈夫です。 『うふふご免なさいね!名残惜しいけどはずしてあげるから!』 女神様は微笑む。その笑みに若干鼻血が出そうになった。そしてバチっという機械的な音と共に猿轡がはずされた。
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