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2年になって、転機が訪れた。
クラス発表を見たとき、柄にもなく小さくガッツポーズをしたことを覚えてる。
いつの間にか当たり前のように隣にいた美佳と、美佳の取り巻きたちが。
俺のそんな行動に『えっ…』と顔に出してたけれど。
そんな彼女たちを無視して。
俺は気にすることなく教室へと足を進めた。
「海斗と一緒のクラスがよかったな」
美佳の甘ったるい声が耳を掠めたけれど、無視。
美佳が歩くたびに、男たちが振り返ってるのを見て不思議で仕方なかった。
みんなに羨ましがられ、でも見た目が変わった俺に『仕方ねえか…』と苦笑する。
読者モデルをしてるとかいう美佳は隣においておくには良いらしい。
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