『恋心』

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歩いて家に着いたのは夜中の12時を過ぎていたと思う。 酒で気が大きくなった茂は『俺が主だ!!』なんて大股で社宅に入って行ったけど、直後に明美の大声と茂の『ゴメンゴメンッ!!』という叫び声が外まで聞こえてきた。 でも、そんな茂の事が俺も大好きなんだ。 茂宅から5軒ほど先の自宅玄関を開けるとすぐに操が出て来た。 いつものパジャマの上にはんてんを羽織っている。 「秀ちゃん、あそこの公園に行ってしてみない?」 .
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